表示段落: 第1部/第2章/1/1-3/(2)
(2) 防災基本計画
防災基本計画は,阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ,平成7年及び9年に次のように全面的な改訂が行われ,災害対策の基本についての具体的かつ実践的な計画とされた。
[1] 災害種類別に体系構成
[2] 対応の時間的順序を考慮して各編を構成
[3] 国,地方公共団体,住民等各主体の責務の明確化
[4] 自主防災,ボランティアなど国民の防災活動を明示
[5] 近年の社会・経済構造の変化を踏まえた対応
[6] 事故災害対策の強化
また,平成12年5月には,11年9月に発生したウラン加工施設臨界事故や原子力災害対策特別措置法の制定等に対応し,原子力災害対策の一層の充実・強化を図るため,防災基本計画原子力災害対策編が修正され,12年12月には,中央省庁再編に対応し,新省庁間の適切かつ円滑な連携のあり方を明らかにするための修正が行われた。