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内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 防災情報のページ > 会議・検討会 > 中央防災会議 > 専門調査会一覧 > 専門調査会 > 4.強震動・津波の計算手法1
強震波形は、想定される破壊開始点それぞれに対し、応力効果量一定モデルおよび変位量一定モデルのそれぞれのケースについて計算する。 強震波形の計算にあたっては、工学分野での活用を念頭におき、工学的基盤までは、地震学的に想定される振幅スペクトルに確率的な位相を与えて作成した小地震波形をグリーン関数とし、設定された断層モデルに従い波形合成を行う、いわゆる統計的グリーン関数法を用いる。 工学的基盤から地表までの強震波形の計算は、地盤の非線形性を踏まえ、等価線形計算で行う。 工学基盤から地表までの強震波形は、多くの強震波形計算で行われているのと同様、垂直入射として計算する。また、等価線形計算において、線形計算よりも大きな地震波が得られた場合には、線形計算結果を採用する方式を併用し、また、工学基盤よりも地表の強震波のほうが小さい場合は、工学基盤の計算結果を採用することとする。