平成13年1月26日（金）
- 一 中央省庁再編後における中央防災会議の初会合にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
- 二 我が国は、自然的、地理的に災害を受けやすい国土であり、昨年も火山噴火、地震、豪雨などの災害が頻発しており、災害から国民の生命及び財産を守ることは、国政の最重要課題の一つであります。 これまでも、政府として、阪神・淡路大震災等の教訓を踏まえ、災害対策の充実に努めてきたところでありますが、不断の努力により一層の充実が必要であります。
- 三 中央防災会議は、防災基本計画及び地震防災基本計画の作成とその実施を推進することや、防災に関する重要事項を審議し、それらについて内閣総理大臣又は防災担当大臣に対して意見を述べることなどを任務としており、各省庁から一段高い立場で、企画及び立案、並びに総合調整の機能を発揮していただきたいと思います。
- 四 また、今回の中央省庁再編に伴い、従来からの国務大臣及び指定公共機関の代表の方々に加え、新たに四名の学識経験者の方々に委員として参加していただくこととなりましたが、これまでの豊富なご経験、深い識見をもとに活発な議論をお願いいたします。
- 五 新世紀を迎え、安心して安全に暮らせる日本の実現を目指し、私も全力を尽くしてまいりますので、今後の委員の皆様のご協力を切にお願いし、挨拶といたします。
