新規開発 地震発生後の応急サービスに関しては、最大加速度や最大速度といった強い地震動パラメータの空間分布を把握する方が震源(断裂の初期地点)及び震度の把握よりもしばしば重要となる。特に強震及び複雑な断裂パターンを有する大地震において、このことが当てはまる。本システムは迅速性かつ信頼性が高まればユーザーによっては速やかな地震の予知、地震動地図、及び初期警報を提供することができる。弱震〜強震から得られる広帯域データ記録及び獲得は大地震の地震動の推計に役立つ。また特に大きな建物・構造物の建築方式の耐震構造強化にとって重要となる。最新のデータ獲得能力を備えたリアルタイムシステムの使用が理想的である。こうした概念化実現のために、南カリフォルニア地域に最新のリアルタイム地震情報システムを設置する目標としてCaltech、USGS、及びMines and Geologyカリフォルニア支部(カリフォルニア市)は共同プロジェクトTriNetを構築した。