地域コミュニティの力を活用した風水害対策の活動事例

(18) 鹿児島県出水市針原自主防災会

地域の特色

針原地区は約70世帯であり、みかん栽培農家と若い世代はサラリーマンが多い。

防災活動の状況

強いリーダー(自治会長)の下、平成10年5月に、自治会組織を母体に結成し、水害対策に熱心に取組む。「青友会」という青壮年層の組織が、避難時における誘導や点呼等を実施している。隣市の水俣市で平成15年7月に土石流が発生した際には、救援ボランティア活動を行っている。

災害時の対応

平成9年7月の豪雨災害時に土石流で多数の死傷者が発生した。針原川からの浸水には気を付けていたが、土石流は過去に経験していなかったため、避難に結びつかなかった。復旧までに3か月を超す避難生活を経験した。集中豪雨や台風時に避難勧告等が出された際は、住民は徒歩15分ほどの海沿いの農村環境改善センターへ避難をしている。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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