| 昭和60年(1980年)11月に、コロンビアのネバドデルルイス火山で噴火に伴う火山泥流が発生し、
麓の街アルメロを襲い、2万5千人もの犠牲者が出た。このとき、避難などの対策に活用されることはなかったものの、
ハザードマップがすでに作成され、その泥流予測の範囲と実際の被害範囲が一致していたことから、ハザードマップへ
の社会的関心が高まった。
これを踏まえ、適切な防災計画の樹立、火山周辺住民等の防災意識の高揚、適正な土地利用の
誘導を図るために、火山災害による危険評価手法を確立し、火山噴火災害危険区域予測図(火山ハザードマップ、火
山防災マップ)の整備を進めることが必要であった。そこで、国土庁(現・内閣府防災担当)は、平成3年度に「火
山噴火災害危険区域予測図作成指針」(以下、指針)を策定した。また、建設省(現・国土交通省)による地元自治
体への支援・協力もあり、火山防災マップの整備が進められた。
少なくとも全国で29の火山(活火山のうち、「活動的で特に重点的に観測研究を行うべき火山」及び「活動的火山
及び潜在的に爆発活力を有する火山」と分類される火山で、離島や海底火山を除いた火山)で火山防災マップが必要
と考え、指針を活用して全国の火山で火山ハザードマップの作成を進め、平成5年度〜7年度にかけて10火山
で作成され、その後、地元事業や砂防事業の一環として作成されてきたものを併せて29火山すべてについて作成された。
その他の火山も含めて、平成17年3月末現在、37火山で火山ハザードマップが作成されている。
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