富士山ハザードマップ検討委員会
第1回基図部会の議事要旨について
平成 13年 9月 10日
富士山ハザードマップ検討委員会の第1回基図部会が以下のとおり開催されましたのでお知らせします。内 閣 府 総 務 省 国 土 交 通 省
本日は台風が接近しているため、関係都県、市町村の委員、オブザーバーに対し、防災対策に万全を期していただくため本部会への出席を求めず、今後今回出席できなかったこれらの機関のために今回の審議内容を説明し、意見を聞く場を設けたいと考えているという連絡を行いました。 事務局から検討を進めるに当たって整理しておくべき事項、本年度試作する防災マップで対象とする噴火等、検討対象とする噴火等ケースとシナリオの考え方、数値シミュレーションについて、小山委員・宮地委員から新富士火山の噴火史の概要、宝永噴火の推移等について、の資料の説明があり、これに基づき質疑が行われました。その概要は以下のとおりです。 ○ 富士山の活動ステージについては、現在が2200年前から始まったステージなのか、その前から続いていると考えた方が良いのか、それとも宝永噴火を契機に新しいステージに入ったかどうか等について、今後、続けて検討しなければいけない。 ○ 今後富士山で発生する可能性の高い噴火として、中小規模の噴火の想定が必要ではないか。 ○ 富士山防災マップとしてまとめると、その他の災害が隠れてしまうこととなり、富士山地域のすべての災害と誤解されるので、用語や説明を考慮すべき。 ○ 宝永噴火後の土砂の2次移動現象は、広範囲にわたって繰り返して行われたと考えられることから、今回報告のあった酒匂川以外の河川の史料調査が必要。 ○ 2200年前から現在までのステージに火砕流が起きていないから今後起こらないとか、中小規模の噴火が多いから中小規模の噴火を取り上げるとか、単純に決めることはできない。 ○ 最近のステージで噴火口が一定区域に集中しているのは、表層的な地盤構造に起因するのではなく、プレート運動等に支配されていると考えられる。 ○ 防災マップ作成の対象とすべき噴火等ケースの問題意識がはっきりしてきており、活用部会での検討のためにも基図部会での検討が必要。 ○ 各自治体においては、溶岩流が自分のところに流れてくるかどうかということが重要。自治体の立場に立って、溶岩流がどこに流れてくるかというシミュレーションが必要であり、どこかの段階で行って欲しい。 ○ 富士山の噴火経緯は、他の火山に比べると非常に良くわかっているほうだが、3000年前以前の火山活動は良くわかっていない。特に、8000年前から3000年前の溶岩流についてはほとんどわかっていない。 ○ 数値シミュレーションや、富士山の火山活動履歴調査については、WGを設けて詳細に検討したい。 今後は、10月9日(火)14時から第2回活用部会を、10月31日(水)10時から次回の基図部会を開催する予定です。
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